内分泌疾患

内分泌疾患とは、脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などのホルモンを作る内分泌臓器の障害によって、ホルモン分泌が過剰になったり、不足している状態です。ホルモンは多過ぎても少な過ぎても、体内の恒常性が損なわれるため、いろいろな症状・疾患を引き起こします。正しく診断治療が行われることが重要となりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

内分泌の主な疾患

  • 糖尿病
  • 甲状腺機能異常(バセドー病、橋本病)
  • 甲状腺腫瘍
  • 副腎機能異常
  • 副甲状腺機能異常
  • など

糖尿病

血糖値が高くなる疾患で、体内のインスリンの不足またはインスリンの効果が低下することによって引き起こされます。インスリンはエネルギー産生のため血糖を細胞に取り込ませる役割をしています。糖尿病はⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病に分類されます。

・診断方法
糖尿病の診断には、以下の方法があります。

  1. 1.空腹時血糖値測定
  2. 2.ブドウ糖負荷試験:空腹時血糖値の測定後、ブドウ糖を摂取して30分・1時間・2時間後の血糖値とインスリン濃度を測定します。
  3. 3.ヘモグロビンA1c(HbA1c):過去数カ月間の平均血糖値を示すHbA1cの測定を血液検査で行います。

・治療方法
糖尿病の治療は、Ⅰ型糖尿病とⅡ型糖尿病で異なります。

  1. 1.Ⅰ型糖尿病:
    ・インスリン療法:自身で産生できないインスリンを注射にて補充し、血糖をコントロールします。
  2. 2.Ⅱ型糖尿病::
    ・食事療法:食事・体重管理が重要です。
    ・運動療法:適度な運動・筋肉量増加により血糖コントロールを改善します。
    ・薬物療法:血糖値を下げる経口薬を使うことがあります。

糖尿病は無症状なうちに脳・心臓・眼・腎臓など大切な臓器の血管が詰まっていくため、進行すると様々な合併症を引き起こす可能性がありますので、早期の診断と適切な治療が重要で、定期的に健康チェックを受けることが大切です。高屋クリニックまでご相談ください。

甲状腺機能異常(バセドー病、橋本病)

甲状腺ホルモンが過剰または不足することによって引き起こされる疾患です。主な甲状腺機能異常には甲状腺機能亢進症(バセドー病など)と甲状腺機能低下症(慢性甲状腺炎、橋本病など)があります。

・診断方法
甲状腺機能異常の診断には、以下の方法があります。

  1. 1.血液検査:甲状腺ホルモンの血中濃度を測定します。
  2. 2.超音波検査:甲状腺の大きさや形状を評価します。
  3. 3.放射性ヨウ素摂取検査:甲状腺の機能を評価するために行われることがあります。

・治療方法
甲状腺機能異常の治療は、機能異常の原因に応じて異なります。

  1. 1.甲状腺機能亢進症:
    ・抗甲状腺薬剤:甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える薬を使用します。
    ・放射性ヨウ素療法:甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑える薬が無効な場合、甲状腺ホルモン産生を抑制する放射性ヨウ素が必要となる場合があります。
    ・甲状腺切除手術:重症の場合で薬物療法や放射性ヨウ素療法が効果がない場合に行われることがあります。
  2. 2.甲状腺機能低下症:
    ・甲状腺ホルモン補充療法:甲状腺ホルモン剤を投与して甲状腺ホルモンの不足を補います。

甲状腺機能異常は体内の代謝やホルモンバランスに影響を与え、様々な臓器に合併症をきたす疾患であるため、早期の診断と適切な治療が重要です。定期的な検診と治療を行うことが大切です。自己判断せずに医師の診断と助言に従って治療を受けることが大切です。高屋クリニックまでご相談ください。

甲状腺腫瘍

甲状腺にできる腫瘍のことを指します。

これには以下の2つの主なタイプがあります。

  1. 1.良性甲状腺腫瘍:甲状腺の細胞が一部で増加してできる良性の腫瘍です。
  2. 2.甲状腺がん:甲状腺の細胞が悪性に変化して増殖が止まらず様々な合併症をきたす腫瘍です。

・診断方法
甲状腺腫瘍の診断には、以下の方法があります。

  1. 1.超音波検査:甲状腺の大きさ、形状、腫瘍の位置、性状を評価します。
  2. 2.甲状腺穿刺吸引細胞診:超音波画像で観察しながら甲状腺腫瘍に注射針を入れ細胞を吸引採取、腫瘍が良性か悪性かを顕微鏡で評価するために行われることがあります。
  3. 3.血液検査:甲状腺ホルモンの検査や甲状腺関連の抗体検査などが行われることがあります。

・治療方法
甲状腺腫瘍の治療方法は、腫瘍の性質(良性または悪性)によって異なります。

  1. 1.良性甲状腺腫瘍:
    ・定期的経過観察:小さい腫瘍で症状がない場合、経過観察します。
  2. 2.甲状腺がん:
    ・手術:腫瘍の除去手術が一般的に行われます。
    ・放射線治療:手術後にがん細胞が残る場合やがんの再発予防のために行われることがあります。
    ・甲状腺ホルモン療法:甲状腺ホルモン補充療法が行われることがあります。

甲状腺腫瘍の治療は個別の状態や腫瘍の性質によって異なるため、詳細な診断と治療計画、定期的なフォローアップや治療を行うことが大切です。高屋クリニックまでご相談ください。

副腎機能異常

副腎が正常に機能しない状態を指します。副腎は体内のストレス応答やホルモン分泌に関与しており、機能が低下したり過剰になったりすることで異常が生じます。

主な副腎機能異常として、以下の2つの疾患があります。

  1. 1.副腎皮質機能低下症(アジソン病):副腎皮質の機能が低下することで、副腎皮質ホルモンの不足が起こる疾患です。
  2. 2.副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群):副腎皮質から過剰な副腎皮質ホルモンが分泌されることによる疾患です。

・診断方法
副腎機能異常の診断には、以下の方法が使用されます。

  1. 1.血液検査:副腎ホルモンの血中濃度を測定します。
  2. 2.CTスキャンやMRI:副腎の形状を確認するために画像検査を行います。

・治療方法
副腎機能異常の治療方法は、原因によって異なります。

  1. 1.副腎皮質機能低下症(アジソン病):
    ・副腎皮質ホルモン補充療法:副腎皮質ホルモン薬(ステロイド)を使用します。
  2. 2.副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群):
    ・原因に応じた治療:腫瘍が原因の場合は手術で摘出や放射線治療が行われることがあります。副腎皮質腺腫が原因の場合は薬物療法が行われることがあります。

副腎機能異常は早期の診断と適切な治療が重要です。定期的なフォローアップや治療を行うことが大切です。高屋クリニックまでご相談ください。

副甲状腺機能異常

副甲状腺の機能が異常な状態を指します。副甲状腺は、カルシウムとリンの代謝を調節するために重要な役割を果たしています。

主な副甲状腺機能異常として、以下の2つの疾患があります。

  1. 1.副甲状腺機能亢進症:副甲状腺が過剰に活動することで、血中のカルシウム濃度が上昇する疾患です。
  2. 2.副甲状腺機能低下症:副甲状腺が機能不全となり、血中のカルシウム濃度が低下する疾患です。

・診断方法
副甲状腺機能異常の診断には、以下の方法があります。

  1. 1.血液検査:カルシウム、リン、副甲状腺ホルモン(PTH)などの血中濃度を測定します。
  2. 2.エコー検査やMRI検査:画像による腫瘍の有無などの評価を行うことがあります。

・治療方法
副甲状腺機能異常の治療方法は、疾患の種類や重症度によって異なります。

  1. 1.副甲状腺機能亢進症:
    ・原因に応じた治療:原発性の場合、副甲状腺腺腫の手術的摘出が行われることがあります。腺腫が原因でないそのほかの原因による副甲状腺機能亢進の場合は、原因疾患の治療を行います。
  2. 2.副甲状腺機能低下症:
    ・カルシウム補充療法:カルシウムの補充やビタミンDの補充を行うことがあります。
    ・副甲状腺ホルモン補充療法:副甲状腺ホルモンの補充が必要な場合、副甲状腺ホルモン製剤の投与を行うことがあります。

副甲状腺機能異常は、早期の診断と適切な治療が重要です。定期的なフォローアップや治療を行うことが大切です。高屋クリニックまでご相談ください。

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